購入以来、非常に高い満足度を維持して愛用している SONY DSC-RX100 ですが、唯一、胸の奥に引っかかっていたのが Lightroom がRAW現像に対応していないことでした。購入以来2ヶ月間、今か今かと Lightroom のアップデートを待っていたのですが、ついに! ようやく! Lightroom 4.2 Release Candidate (RC版) がリリースされました。
Adobe Photoshop Lightroom 4.2 Release Candidate | photo management software prerelease - Adobe Labs
http://labs.adobe.com/technologies/lightroom4-2/
今までもSONY純正のRAW現像ソフトウェア「Image Data Converter (IDC) 」を使えば DSC-RX100 のRAW現像は可能だったのですが、これ、とにかく使い勝手が悪くて動作が重い。1,2度使ってアンインストールしてしまいました。
さて、DSC-RX100 のRAW現像が Lightroom で可能になったことによってメリットは何か?実はそれほど多くないかもしれません。その理由は、DSC-RX100 本体がはき出すJPGファイルの素性が非常に良いからなのです。
まず DSC-RX100 がはき出したJPGファイルがこちら。
次に、Lightroom 4.2 で私がイメージするパラメータでRAW現像したのがこちら。
私の中のイメージと DSC-RX100 がはき出すJPGファイルにそれほど大きな違いがないことがわかると思います。逆に言えば、だからこそ2ヶ月間もJPGオンリーで使ってこれたのだと思います。
逆にRAW現像をしなければ、せっかくの DSC-RX100 のポテンシャルを引き出せないかもしれない事例がこちら。
カメラ内JPGだとノッペリと肌の塗りつぶされてしまっており、質感が失われています。
同じ画像をRAW現像すると肌の色のグラデーションや細かなシワなどが忠実に浮き上がってきます。この画像を見るともはやコンパクトデジカメとは思えない再現性、解像度です。恐るべし DSC-RX100。。肌の質感を忠実に再現することがすべてにおいて良いとは言えませんが、RAW現像をすることで DSC-RX100 の本来の能力を知ることができます。
Lightroom でのRAW現像という武器を手に入れた DSC-RX100、もはやコンパクトデジカメでは敵は無し、だと思います。
DSC-RX100 を購入したときは、軽い気持ちで「少しでも気に入らなければ売ればいいや」と思っていましたが、今では私にとって無くてはならないカメラの一つになっています。
レンズキャップを気にせず、小さなポケットに入れてどこにでも持って行けるカメラで、画質や使い勝手を一切妥協しなくても良い時代が来るとは夢にも思っていませんでした。大げさに聞こえるかもしれませんが、私にとってはそれくらいのインパクトのカメラで、間違いなく2012年ベストバイのカメラです。少し高いけど予算さえ合致するのであれば、誰にでも勧められる、そして勧めた相手が買ってしまっても後から文句を言われない自信のあるカメラです。
もちろん DP2 Merrill の解像感にもビックリさせられっぱなしですが、2台並んでいたら DSC-RX100 を手に取る回数の方がダントツで多いのが実情です。逆に DP2 Merrillを手に取るときにでも、ポケットにこっそり DSC-RX100 忍ばせておけるのです。
DSC-RX100 を買おうかな、と思っている方。声を大にして言います。間違いありません。今すぐ買いましょう!!
Lightroom が DSC-RX100 のRAW現像に対応 !!