一週間ほど前に予約していたDP2 Merrillが、発売日当日に出荷され、発売日翌日の今日、無事に到着しました。
あれ?DPシリーズファンならみんなが感じる違和感。
その理由は箱の色。今までのDPシリーズは真っ黒な箱でしたが、Merrillは真っ白。新しいDPの歴史のスタート、ということでしょうか。
違和感のもう一つの理由は箱の大きさ。今までのDPより一回り大きいです。
早速箱を開けると、いきなりの「お詫びと訂正」。説明書に記載してある充電中の充電ランプの色が違うそうです。
付属のSIGMA PhotoProのバージョンは5.3。このバージョンはまだSIGMAのホームページからダウンロードできませんので、このCD-ROMからインストールするしかありません。SPPの進化にも期待。
本当にバッテリーが2つ。。知らない人が見たら「間違って1つ多く入ってた。ラッキー!」でしょうね。
今までのDPシリーズには同梱されていたキャリングポーチ(ケース)がない。。今までのDPシリーズの純正キャリングポーチは、肌触りがお気に入りでずっと使ってきていたのでDP2 Merrillに同梱されていなくて残念。
バッテリーは某社の某カメラと同じらしいのですが、わざわざ他社の高いバッテリーを買う必要はありませんよね。SIGMAの純正であれば1,680円なのですから。ちなみに某社の某カメラのバッテリーの約半値です。
今までのDPシリーズの充電器はACケーブルが必要でしたが、今回のはコンセント直差しタイプになりました。歓迎すべき改善。
今までのDPシリーズの充電器は、充電中が赤、充電完了で緑でしたが、今回は充電中が緑、充電完了で消灯です。
本体とご対面。レンズキャップが単なるはめ込み式からバネ式に変更。改善してますねぇ。
現時点で唯一発売されている、DP2 Merrill専用の液晶保護シート。私はこれが無いと安心して使って行けません。
兄貴分のDP2xとの比較です。
前玉の大きさはほぼ同じですが、DP2 Merrillは電源ONでレンズがせり出してこないし、レンズ面も奥に配置されているので、誤って触ってレンズを汚してしまう、ということが減ると思います。
本体は一回りDP2 Merrillの方が大きいですが、レンズ部分の張り出しはそれほどかわらないし、何より電源ONでせり出してこないのがありがたい。
モード切替がダイヤルからボタンに変更された代わりに、多機能ダイヤルになったので、F値の変更やプレビュー画像の拡大でスムーズな動作が可能になりました。ダイヤルのクリック感も良いです。
また電源ON時にボタン周辺が緑に光るのはSIGMAらしくない演出。通常、緑のランプはすぐに消えてしまいますが、液晶画面をOFFにすると電源ONを知らせるため常時点灯になります。
唯一気になっているのは、シャッターボタンの押し心地。通常のカメラであれば、AF作動する半押しではクリック感が無く、シャッターが切れる全押しでやっとカチッというクリック感を感じることがほとんどなのですが、DP2 Merrillは、半押し、全押し共にクリック感を感じます。いままでに無い操作性で少し違和感。大きな問題では決してありませんが。
液晶画面は大きさといい、解像度といい、コーティングといい、全くの別物ですね。
DP2xは2.5インチ23万ドット、DP2 Merrillは3インチ92万ドット。液晶画面だけで言えば、EOS 5D Mark IIIとほぼ同じサイズ、解像度です。
DP2xは文字がガタガタになる程の低解像度。これではMF時のピント合わせは厳しい。
DP2 Merrill。これならMFも楽々、と思いきや、画面のリフレッシュレートが低いのか、MFリングと画面表示のタイムラグを感じました。この辺は別途検証してみようと思います。
早速DP2 Merrillを持って撮影に行こう!と思っていたのですが、数日前から悪化している風邪による喉の痛みと怠さがここに来てピーク。ついてない。連休最終日には撮影に行けるように体調を戻します。
例によって自宅のベランダから試写を兼ねて撮影してみましたので、それは次のエントリで。
DP2xは生産終了だそうですよ。
DP2 Merrill ゲット