腕時計の金属ベルト調整って、腕時計を買ったときにお店にやってもらうのが普通で、素人が手を出そうものなら失敗してベルトに傷を付けちゃうんじゃないかという懸念を持っていましたが、専用工具さえ持っていれば誰でもできる作業らしいので練習がてら試してみることにしました。
Amazonなどでも千円程度で多数の専用工具が売られていますが、私が購入したのはダイソーで315円で売られているものです。使い方さえ間違わなければこれで十分とのこと。
今回は練習のために、先日購入したカシオ オシアナス マンタ OCW-S1400D-2AJFのバンド調整で余ったコマを使いました。
「高級な時計には絶対使用しないでください。」という注意書きが気になります。
パッケージ裏面には簡単な説明書きがありますが、ほとんど参考になりません。
私は、こちらを参考に作業しました。
ベルトの裏に刻印してある矢印の方向にピンを押し出します。長い棒が「ピン」で、短い棒が「Cリング」です。
作業の前に確認すべきなのは、Cリングに押しピンがスムーズに通るかどうか?太い押しピンを使ってしまうと、Cリングを押し広げてしまい使い物にならなくなってしまいます。今回は一番細い0.8mmの押しピン工具を使いました。0.9mmではCリングの中を押しピンが通りませんでした。
ベルトを台に固定して、押しピンをハンマーで叩きながらピンを完全に抜きます。コンコンと生易しく叩いてもダメで、ガンガン叩かないとピンは抜けません。
ピンが完全に抜けるとベルトが分離します。分離したベルトにCリングが残っています。ベルトをひっくり返すと簡単に落ちますので、床に落として無くさないようにしてください。
逆にピンを挿す場合は、矢印とは反対側の方向からプラスチックハンマーで叩きます。
こんな感じで、腕時計の金属ベルト調整は、専用工具さえあれば簡単な作業なことがわかりました。ただ、今までハンマーすら使ったことのないという方は、素直に時計屋さんに任せた方が良いと思います。
ただし、時計屋さんに任せても失敗する事例もあるようなので、、、
価格.com - 『時計屋でバンド調整時に傷つき発生』 シチズン アテッサ エコ・ドライブ電波時計 ジェットセッター ATD53-3011 のクチコミ掲示板
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腕時計金属ベルト調整の練習をしてみた