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Mid2011 Mac miniに内蔵したSSDのファームウェアアップデートしてみた

Mid2011 Mac miniに内蔵したSSDが遅い件のブログエントリに対し、SSDのファームウェアバージョンを確認してみては?というコメントを頂きました。私が購入したcrucial m4 SSD 128GBは、購入した時点でVersion 0002が適用されており、その当時としては最新ファームウェアでした。
Crucial.com Product Downloads - Firmware Updates
http://www.crucial.com/support/firmware.aspx
最新ファームウェアバージョンを確認したところ、タイミング良く8/25にVersion 0009がリリースされたばかり!

Release Date: 08/25/2011
Change Log:
Changes made in version 0002 (m4 can be updated to revision 0009 directly from either revision 0001 or 0002)
Improved throughput performance.
Increase in PCMark Vantage benchmark score, resulting in improved user experience in most operating systems.
Improved write latency for better performance under heavy write workloads.
Faster boot up times.
Improved compatibility with latest chipsets.
Compensation for SATA speed negotiation issues between some SATA-II chipsets and the SATA-III device.
Improvement for intermittent failures in cold boot up related to some specific host systems.

リリースノートにはスループットパフォーマンスも向上していると記載されているので、もしかしたらMac miniでSSDが遅い件も改善するかもしれません。
ところで、Macに内蔵させたSSDはそのままファームウェアアップデートができるのか?今まで試したことはなく若干不安ではありましたが、とりあえず試してみることにしました。
注意!ファームウェアアップデートを試される方は、自己の責任の下に実行してください。失敗すると、データを失うばかりでなく、SSDそのものの修理が必要になります。

まず、http://www.crucial.com/support/firmware.aspxから最新ファームウェアをダウンロードします。ISOイメージです。このISOイメージをCD-R(CD-RW)に焼きます。
110828_03_LR.jpg
ディスクユーティリティを開いて、イメージ-ディスクを作成を選択します。
110828_04_LR.jpg
ダウンロードしたISOファイルを指定すれば、CD-Rに書き込みを開始します。
110828_05_LR.jpg
書き込み完了。
MacをCDから立ち上げるために、「C」を押しながら再起動します。
R0010277_LR.jpg
バラバラとLinuxのような起動画面が流れていきます。いくつかエラーメッセージも見えましたが、
R0010278_LR.jpg
無事、SSDを認識しました。
ファームウェアをアップデートしてよければ、「yes」を入力せよ、の画面。ちょっと恐いですが、思い切って「yes」を入力。
R0010279_LR.jpg
Updating Firmware...の画面で待つこと、数秒。
R0010280_LR.jpg
無事にVersion 0009にアップデートできました。電源ボタン長押しで電源を落として再起動。
まず、ファームウェアがきちんとアップデートされているかどうかを、CrystalDiskInfoで確認。
110828_02_LR.jpg
きちんと、Version 0009になっています。
CrystalDiskMarkの結果。左がファームウェアアップデート前、右がアップデート後です。
110725_mini_02_LR.jpg 110828_01_LR.jpg
シーケンシャルリードが大幅に改善しており、ギリギリ300MB/s超えています。ただ、ライトが全体的にダウンしているような。。
計るたびに数値が違う、正確ではないと思われるxBenchの結果も参考までに。

Results 407.62
System Info
Xbench Version 1.3
System Version 10.7.1 (11B2118)
Physical RAM 8192 MB
Model Macmini5,3
Drive Type M4-CT128M4SSD2
Disk Test 407.62
Sequential 249.15
Uncached Write 356.87 219.11 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 331.76 187.71 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 115.54 33.81 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 631.58 317.43 MB/sec [256K blocks]
Random 1119.92
Uncached Write 1473.17 155.95 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 578.60 185.23 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 2460.42 17.44 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 1319.05 244.76 MB/sec [256K blocks]

こちらでもシーケンシャルリードが300MB/s超えてます。
トータルでは、Version 0002→0009で、リードは良くなりライトは悪くなったと言えると思います。あくまでベンチマークの数値上の話ですが。数値に表れてこない部分も改善しているでしょうから、できることならSSDのファームウェアアップデートは実施しておいた方がいいと思います。
しかし、ファームウェアでこれだけ性能がアップダウンするのですから、やはりSSDの肝はファームウェアなんだなぁと実感。。
↓同じm4 SSD 128GBですが、何が違うかは不明。安い方から買ってください。
 

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