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i1Display Pro ゲット

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英国から小荷物が届きました。
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英国から届いたのは、モニタキャリブレーションツールi1Display Proです。i1Display2の後継機種です。
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ebayで購入しました。240ドル。日本円で2万円弱。英国からの送料は無料でした。まだ日本の代理店では扱われていない新製品ですので、日本で実売価格がいくらになるかは不明です。
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センサー本体は非常にコンパクトに、そしてスマートになりました。マニュアルには日本語の記載もあるので、日本市場投入は前提のようです。
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2011年4月製造の、Rev.A-01。完全なる初期ロットだと思われます。
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受光部。旧機種のi1Display2と異なり、コーティングされた球面レンズが取り付けられています。i1Display2はフィルタがむき出しだったため、フィルタが吸湿することにより1~2年で性能が劣化する問題がありました。恐らくその対策の結果がこのレンズなのだと思います。
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裏面にはカメラ用三脚に取り付けるためのネジが用意されています。
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キャリブレーションする場合には、こんな感じでモニタに設置します。モニタに対して縦方向に設置するため若干不安定のように見えますが、ケーブルに取り付けられているウェイトによって案外安定しています。
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i1Display2ではi1Matchというソフトウェアでしたが、i1Display Proではi1 PROFILERというソフトウェアになりました。すでにソフトウェアも日本語化が完了していました。日本での正規発売が近いはずです。
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ディスプレイの設定画面では、バックライト光源を選択します。広色域CCFLも用意されているので、AdobeRGB正式対応と受け取っていいと思います。
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カラーパッチセットを選択します。パッチセットサイズは小が119色、中が220色、そして大が478色です。今回は大を選択します。
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これで設定は完了です。センサーをモニターに取り付けます。
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測定前の注意事項。この画面に表示されているモニタはiMacっぽいです。
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測定中は、測光するタイミングで再度のLEDがピカピカ光ります。測定時間は相当速く、1色2秒くらい。478色のカラーパッチの測定にかかる時間はたった8分!です。
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測定が終了すると、リファレンスと測定結果の色を比較した一覧表が表示されます。
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最後にプロファイルに名前を付けて保存します。作成したプロファイルのガマット表示も可能ですが、窓が小さくいまいち何を表現したいのかがわかりません。。
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RGBゲイン補正グラフも表示されますが、やはり貧弱。おそらく改善してくれるでしょう。

i1Display2と比べてキャリブレーション時間がとても短く、何度キャリブレーションしても色味の変化が目視では認識できないため、測定精度も高いようです。
i1Display2はキャリブレーション毎に色味が異なるため、何度か測定した後、一番しっくりくるプロファイルを選択したりしていましたが、i1Display Proではその必要性はなさそうです。
正規代理店による日本での販売価格がいくらになるかわかりませんが、今は円高ですしebayでドル購入するのも有りだと思います。
 

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