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iPhone4のインターネット共有(テザリング)がすばらしい

iPhone4をドコモFOMA定額データで使い始めて約1週間が経過しました。
ドコモの回線の安定性がすばらしいことは前回書きましたが、iPhone4でインターネット共有機能(テザリング)を使い始めてその便利さを味わってしまったら、もう手放せなくなります。
iPhone4には3つのインターネット共有モード(テザリングモード)が用意されています。
Dockケーブル経由、Bluetooth経由、そしてWiFi経由です。それぞれに長所、短所があり、状況によって使い分けることができます。

長所 短所
Dockケーブル 最高速度で通信ができる。iPhoneを充電しながらの通信ができる。 ケーブルによる紐付きで取り回しが不便。PCにiTunesのインストールが必要。iPhoneの過充電によるバッテリの劣化が心配。発熱大きい。
Bluetooth iPhoneのバッテリの持ちが良い。フル充電で6時間以上可能。 通信速度は最大800kbps程度。ペアリングなどPCの設定が必要。PC以外は接続不可。
WiFi PCの設定は不要。通信速度が速い。PC以外(iPad等)でも接続可。 Bluetoothよりバッテリを食う。他人に自分のiPhoneのSSIDがバレる。(ステルスモード無し)

私は、iPhone4のバッテリ残量が80%を超えていればBluetoothによるテザリング。iPhone4のバッテリが消耗してきたら(残量60%以下)、Dockケーブルによるテザリングに切り替えるという運用方法にしています。この方法が発熱も少なくiPhone4の内蔵バッテリに対しストレスが少ない運用方法ではないかと考えています。
私はWiFiモードはiPadを接続するとき以外は使いません。理由はステルスモードがなく、SSIDがiPhone4の名前をそのまま使ってしまうため、個人が特定されてしまう可能性があるからです。SSIDを変更するには、iTunesでiPhone4の名前を変更する必要があります。
先日まで使っていたドコモのポケットWiFi「HW-01C」と比較しても、iPhone4のテザリングは優れています。
HW-01Cは3GやWiFiの電波を任意に停止できないため(それぞれ、タイマーによる停止は可能)、HW-01Cのバッテリの消費を防ぐ運用をしようとすると、HW-01Cの電源を落とす必要がありました。しかし、使うために電源をいれると、回線に接続するまでに約1分かかります。また、誤って電源を入れっぱなしで放置してしまい、使いたいときに完全にバッテリが放電してしまっていた、なんてことも数回ありました。
iPhone4のテザリングを使うと、上記のようなことはおこりません。
基本、iPhone4の電源は常に入れっぱなし。テザリングを使いたい時だけインターネット共有をONにすると、次の瞬間から使えるようになります。HW-01Cのような起動時間待ちがないのです。
また、バッテリの持ちに関しては、Bluetoothテザリングモードであれば、そのまま放置していてもiPhone4のバッテリが底をついてしまうほどの消費はしません。(WiFiモードだと消耗すると思いますが試していません。)
とにかく、iPhone4は超便利なポケットWiFiルータ/Bluetoothルータ兼モデムなのです。
iPhone4でこのような運用をしていると、パケット量がどんどん増えます。
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ドコモのFOMA定額データプランでは、過去3日のパケット合計が300万パケットを超えると、その次の日に速度制限をかけられてしまう可能性があります。
それを避けるために、My docomoに現在のパケット量をリアルタイムで確認できる「FOMAパケット通信量3日間合計」というサービスがあるので、パケ使いすぎたなぁと思った時は、このページで現在までのパケット量を確認するようにしています。
300万パケットを少し超えたぐらいなら制限されないという話もありますが、怖くて試しておりません。というか、大きなファイルのダウンロードなどをしない限り、3日間で300万パケット(約360MB)は超えません。
なお、ドコモの定額データ通信プラン以外、例えばスマートフォン用のプランで上記のテザリングをすると、データ通信の定額量が1万円を超えてしまうため、個人的にはFOMA定額データプランでの利用をお勧めします。。
ちなみに私は2011年4月まで行われていたキャンペーンで定額データプランを契約したため、来年3月まで月額4410円でFOMAデータ通信を使えます。
iPhone4で契約していたソフトバンクのパケットし放題フラット(パケットを使っても使わなくても月額4410円)を、7月11日よりパケットし放題forスマートフォン(月額1029~5985円)に変更したため、パケットを使わなければ、3000円程度の節約になります。

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