パナソニックのハイブリッド式除湿乾燥機 F-YHGX120 ゲット、、正確に言うとゲット済み。梅雨入り前の5月にゲットしていました。
昨年2010年の梅雨~9月の、すさまじい湿気に対抗するためです。
あまりの湿気とカビの大量発生で、昨年の8月ぐらいに除湿乾燥機の購入を決意するも、どこの店舗に行っても在庫切れで入荷までに2~3ヶ月待ち。ネットショップには在庫はあるものの、販売価格が高騰気味で昨年は導入を断念。
今年は計画的に、梅雨入り前の5月に安くゲットすることができました。
昨年までは湿度が高ければエアコンつけちゃえ、で良かったですが、今年は状況が違います。できるだけエアコンの使用は控える必要があります。
さらにエアコンの除湿機能ってなかなかくせもので、メーカによっても違うようですが、除湿モードで部屋を冷やしすぎないようにヒータをONにする機種もあり、通常の冷風が出る冷房モードよりも消費電力が多い場合があります。お持ちのエアコンの除湿モードでどのような動作をするのか、除湿モードと冷房モードのどちらが消費電力が高いのかは説明書を見てもよくわかりません。ネットで検索すると、一般的にどのメーカがどのような除湿モードを採用しているのかを検索することができますが、同じメーカ内でも価格帯やラインナップでそれが異なるようで、正直エアコンの除湿モードというのは得体が知れなく、個人的にはあまり使う気が起きない機能でした。
また、梅雨時期のクローゼット内のカビを防止するためにエアコンをONにしようにも、すべての部屋にエアコンついているわけではないため、持ち運びできる除湿乾燥機が便利ではないかと思ったのです。
除湿乾燥機にも大きく分けてコンプレッサ式とデシカント式の2種類があります。
簡単に言うと、コンプレッサ式はエアコンのようなコンプレッサで除湿するタイプ、デシカント式はゼオライトという湿気を吸着する鉱物によって除湿するタイプです。デシカント式はヒータを駆動させる必要があるため、消費電力が高く、しかも熱い風が出てくるので夏場に使うのには厳しいです。コンプレッサ式であればヒータはつかわないため、消費電力が低く夏場に適しています。反面、冬場はコンプレッサ式は除湿能力が著しく低下するため、デシカント式が適しています。
私が購入したハイブリッド式は、コンプレッサ式とデシカント式を両方内蔵しており、すべての季節で除湿能力を発揮することができるタイプとなります。私が住んでいる太平洋側は、冬場はめちゃくちゃ乾燥するため、除湿機の必要性がないような気もするのですが、先日のドライヤー交換の一件で、私の中ではパナソニックびいきになっており、当該機種を指名買いさせていただきました。
さて、能書きを並び立ててしまいましたが、除湿乾燥機の効果というと、期待通り!でした。吹き抜けで2階にも空気が筒抜けの26畳LDK内の湿度も見る見る下げてくれます。吹き抜けのシーリングファンをONにすれば、エアコン要らずなのではと思うほど、心地よいリビング空間になります。
除湿の強モードの消費電力は250W程度。
除湿の標準や弱モードにしても、消費電力は5W~10W程度しか変わらないため、250Wのほとんどがコンプレッサに必要な電力で、強や標準でのモードの違いは、ファンの回転数のみが変わる仕組みのようです。運転音は強だとはっきり言ってうるさく、標準だと扇風機程度ですが、強と標準では除湿能力が相当違うため、騒音に我慢して強モードで使うことがほとんどです。
250Wという消費電力は、1時間で約6円なので、雨天の日や部屋干しの時だけ使うのであれば、それほどインパクトの大きな負担にはなりません。エアコンであればこの2~4倍以上の消費電力だと思うので、エアコンの除湿モードと比べてメリットはあると思います。
想像を超えていたのが、衣類乾燥モードでの室内干し洗濯物の乾くスピードの速さ。ジーンズのような厚手の物でも4時間でほぼ完璧に乾きます。また、エコナビによる自動停止機能も洗濯物が乾ききった時点で止まってくれるため、電源をONにしたまま安心して就寝できます。
タンクの容量は3.2リットル。エコナビで部屋干しの洗濯物が乾ききるまで動作させたときに、タンクの2/3程度まで水がたまっているので、タンクの容量もちょうどよいと思います。
昨年、エアコンのある部屋で、エアコンによる部屋干しをやったことがありますが、こんなに速くは乾きませんでした。おそらくエアコンの風を洗濯物に効率よく当てることが困難だからだと思います。除湿乾燥機は、可動式で洗濯物の真横や下から効率よく風を当てることができるので、驚くほど速く乾燥させることができるのだと思います。この消費電力の低さと乾燥の速さであれば、洗濯機の乾燥モードはいらないと思います。
デシカント式のようにヒータを動かさないコンプレッサモードによる除湿であっても、出てくる風は若干生暖かいですが、26畳LDKの室温上昇は1度程度。10畳以内の締め切った部屋では2~3度といったところです。
まだ30度オーバーの真夏の時期に試していないのでわかりませんが、梅雨の時期であれば温度上昇より除湿による心地よさが勝っています。扇風機と併用すると、部屋を寒くしすぎるエアコンより心地よいと思います。30度オーバーの真夏ではどうなるのか楽しみです。弱運転のエアコンとの併用で乗り切れればありがたいのですが。
就寝中の締め切った部屋での除湿機の使用は避けた方が良いです。乾燥によりのどを痛めます。就寝前までに除湿しておき、寝るときに扇風機に切り替えるのがよいと思います。
長文になってしまいましたが、心底、買って良かったと思わせてくれる家電となりました。あとは、少しでも7~8月の気温と湿度が例年より下がってくれることを祈るばかりです。
除湿乾燥機 パナソニック F-YHGX120 ゲット