1月16日日曜日から始まった台湾出張も残すところあと2日。
台湾・台北のホテル。めちゃくちゃ広い。 SIGMA DP1x
台北のホテルで就寝中の1月21日金曜日AM2:49(現地時間)に、突然Docomoの携帯に着信。寝ぼけつつ電話を取ると、実家の母から祖母が亡くなった、と。岩手に住んでいる母方の祖母で、最後に会ったのは約5年前の自分の結婚式。それから特に体調を崩したとか、そういう話は一切聞いていなかったのですが、年末から体調を崩し入院。そのまま一気に病状が悪化したとのこと。89歳。天命を全うしたと思います。
とりあえず「できるだけ早く台湾から帰国し、岩手に向かうよ」とだけ母に伝えて電話を切った。が、さてどうする。帰国の便は当然予約済み、1月23日日曜日朝の便。成田に着くのが13時。そこから岩手に向かっても岩手に到着するのは日曜の夜になってしまう。日曜日の昼から執り行われる葬儀に出席するためには今日(金曜)か遅くても土曜日には帰国しないといけない。
ネットで全日空ANAの国際線予約カウンターの問い合わせ先を調べると、日本の朝8時からしかやってないんですね。。国際線窓口なんだから24時間開いとけよ!と思いつつ、一度気持ちを落ち着かせるために、仕事相手に今の状況を英語でメールを書くことにしました。
さて、祖母が亡くなった。って英語でどう表現するんだろ。
My grand-mother was dead.
祖母が死んだ。いくらなんでもストレート過ぎるし、日本でも「他界」とか「逝去」とか「親戚に不幸が」とかいう綺麗な表現があるんだから、英語でもあるはず。ってことでネットで調べてみました。
結果、こんな感じにしました。
I'd like to hasten a plan returning to Japan due to the loss of my grand-mother yesterday.
the loss of で失ったという意味ですね。祖母が亡くなったということを最初に言うよりは、日本に帰る予定を早めたい、を先に伝える英語にしました。ちょっとビジネスっぽすぎるかもしれませんが。
「祖母が亡くなった」という表現もあります。
My grand-mother passed away.
pass awayって、なにか美しい良い表現ですね。
そして「お悔やみを申し上げます」というのは
I am very sorry.
と表現します。ネイティブの人は口を揃えてこう言ってくれました。
日本の上司などにもメールを書いていたらあっという間に朝8時。ANA国際線カウンターに電話をすると、すぐに今日か明日の便の空きを調べてくれましたが、なんとすべて満席。それもそのはず、この時期は台湾の旧正月が近く、さらに週末ということもあり、日曜日まですべての成田、羽田便が満席とのこと。ANA以外のスターアライアンス加盟会社の便も調べてもらったら、聞いたことのない便のビジネスクラスなら1席だけ空いているらしいけど、さすがにビジネスクラスは会社からお金が降りないので却下。とりあえず今日(金曜)の便のキャンセル待ちを入れてもらいました。4名待ちなのでほぼ絶望と言われましたが。
次に、朝9時に窓口が開く、この出張のチケットを手配してくれた会社提携の旅行会社に電話。すると、日本航空JALの今日15:45名古屋行きの便なら今すぐなら取れるというので、それで手を打ちました。19時過ぎに名古屋についてから、新幹線で神奈川に帰り、明日の朝から岩手に向かうという強行日程ですが、葬儀だけでなく土曜日の通夜にも間に合うということでホッと一安心。
睡眠2時間で起こされ、そのまま朝まであれこれ手続きをしていたからなのか、若干の吐き気で朝食も食べられないままホテルをチェックアウト。最終日の仕事を午前中で終え、そのまま台湾桃園国際空港に向かい帰国。無事23時すぎに神奈川の自宅に到着しました。
喪服などの最低限の準備は奥さんがやっていてくれたので、次の日の岩手までの電車の予定を確認しすぐに就寝。
土曜日朝8時半に自宅を出発し、岩手の通夜会館に到着したのが17時半。日本国内の移動なのに、台湾どころか北米ぐらいまで行けるぐらいの時間がかかったことで、距離と時間の感覚がずれまくり。何はともあれ無事にすべてを予定を終えることが出来ました。
岩手から帰ってくる新幹線の中で何か体調がヘン?と思っていたら、それから1週間ひどい風邪で病床に臥すことになるのですが。
岩手、釜石駅。釜石線は2時間に1本しか電車がありません… SIGMA DP1x
台湾から岩手へ