LED電球の注意書き 考察

前のエントリ(マイホーム LED化検討 2009/12/29 23:29)で、「口金放熱器部分にある程度の熱対流がなければいけないというような重要な情報がきちんと告知されていない」と書きましたが、本当かどうかを調べてみました。
LED電球はどれがベストなのか、実際に買って比較してみました～スペック＆価格編～
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20091226_led_electric_bulb/
こちらに各メーカが発売しているLED電球のパッケージ写真が載っていますので、そちらで読み取れる部分、そして各社Webサイトの目につくところに書かれているかを調べてみました。
シャープ：パッケージ記載有り。Web記載無し？
断熱材施工器具[SB,SGI,SG形表示器具]で使用しないでください。
日立：パッケージ記載無し？。Web記載無し？
エコリカ：パッケージ記載無し？。Web記載無し？
パナソニック：パッケージ記載無し？。Web記載無し？
NEC：パッケージ記載有り。Web記載無し？
断熱材施工器具[SB,SGI,SG形表示器具]で使用しないでください。
東芝：パッケージ記載有り(見にくいですが)。Web記載有り。
断熱材施工器具[SB,SGI,SG形表示器具]で使用しないでください。
各社、対応はバラバラ、あいまいです。
断熱材施工器具[SB,SGI,SG形表示器具]なんて言われても、素人にはなんのことかわかりません。早く、どんな器具でも使えるLED電球を開発すべき、と個人的には考えます。そしてそれまでの間、「寿命40000時間でっせ!!」という大風呂敷を広げるのは避けた方がいいかと。
パナソニックは一番ひどくて、パッケージにダウンライト器具で使用した場合の60W電球との比較を載せています。この表記を見れば、誰もがダウンライトに使えるんだ、と思ってしまいます。
しかし、パッケージ表記のダウンライト型番「LB72630Z」は、M形と言われる断熱施工仕様ではなく(つまり、放熱性が良い)、通常、店舗や事務所などでのみ使われるダウンライトなのです。

LED電球は発熱も少ないです、と書いてあるサイトは数あれど、その発熱量や放熱の重要性について述べているサイトはまだほとんどありません。LED電球の信頼性が確立するには、まだ多少時間がかかると思われます。