雑記

祖父 逝去

私は普段、滅多に邦画は見ないのですが、「おくりびと」のDVDを友人から借りていたのをふと思い出して、日曜の夕方見始めました。アカデミー賞ノミネートで話題になりましたが、国内の賞ならまだしもこの映画がどうして海外の賞にノミネートされるのかわからんなぁ…、と思いながらも、食い入るように見ている自分がいました。
映画も中盤を過ぎたあたりに、携帯が鳴りました。実家の母親の携帯電話からでした。母親、しかも携帯電話から電話がかかってくることなんて滅多にありませんから、その時点で何かただならぬ空気を感じたのですが、おそるおそる通話ボタンを押すと…
「ついさっき、おじいさんが亡くなった。」
背筋がスッと寒くなりました。数ヶ月前、体調が思わしくないとは聞いていましたが、まさか「おくりびと」を見ている時にこの報告を受けるとは。ネタみたいですが本当の話です。
亡くなった父方のおじいさんは本当に無口で、きちんと話をした覚えもなければ、これと言った思い出もほとんど無いので、悲しいという感情はほとんどないのですが、「おくりびと」を見ながらということもあって、妙に感慨深いものとなりました。そして私にとって「おくりびと」は、忘れられない映画になりそうです。
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DMC-G1 NewZealand

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