先日 2009-05-16 のSIGMA DP2講演会で、SIGMA社長の山木さんが我々に問いかける場面がありました。
「Foveonセンサを搭載したDPシリーズは、空気感、立体感のある写真が撮れる、と良く言われますが、その理由がわかりません。どなたか分かる方はおしえてください。」
私なんかにその理由はわかりませんし、そもそも空気感、立体感のある写真ってどんなものなのか、がよくわかっていません。そんな私ですが、DP1を購入してから、EOS-KissX2、DMC-LX3、DMC-G1と3機種も浮気してきたのに、いまだにDP1が手元に残っているのはどうしてか?浮気の3機種とも、撮っているときはカシャカシャ気持ちいいのに、家に帰ってPCで画像を開くと何かしっくり来ない。逆にDP1は撮っているときは気持ち悪いのに、家に帰って画像を開くとうれしくなります。反面、ちょっとした手ぶれで泣くことも多いですし、「あぁもっと別の角度で撮れば良かった」とか、DP1で撮った写真を見ているといろんな思いが巡ります。
DMC-G1は、少し前まであんなに気に入っていたのに、ニュージーランド旅行の写真をPCで開くたびに、何か違うんだよなぁという気持ちが募っていきます。ニュージランドでサクサク気持ちよく撮れないDP1を諦めて、DMC-G1ばかり使ってしまったことを後悔しています。(タイ旅行から帰ってきた時も同じことを言っていました。)
ピクセル等倍のJPG画像として比べれば、DP1とDMC-G1はそんなに遜色がありません。それは検証済みです。なのに写真として見ると、DP1で撮ったものの方が魅力的に見えるのです。もしかしてその理由が、定量化できない「空気感・立体感」にあるのかもしれません。
SIGMA DP1
Foveonセンサの空気感