HT-02A単体でのインターネット接続に使うOperaブラウザですが、細かい部分でWILLCOM03に搭載されているそれより使い勝手が良いと感じましたので、レポートします。
まず、WILLCOM03のOperaで使いにくい機能の一つであるブックマークですが、HT-02AのOperaは、親指によるタッチスクロールが可能です。WILLCOM03は画面右端のスクロールバーをつかむか、↓カーソルキーでないとスクロール出来ないので本当にイライラします。カーソルキーによるスクロールは遅いし、かといってスクロールバーをタッチしようとするとずれてブックマークをクリックしてしまい、見たくもないページがオープンしてしまうこと多数。一刻も早く改良されて欲しかったのですがWILLCOM03ではずっと放置されていたので技術的に難しいのかと思っていたら、HT-02Aでは出来ていてビックリ。
次、端末の動作スピードの違いかもしれませんが、明らかにHT-02AのOperaの方が描画が早い。同じ無線LAN回線で接続で試してもHT-02Aの方が表示が早いです。Opera起動もHT-02Aの方が速いので、端末のスピードが速いのか?
さらに、WILLCOM03のOperaは横画面で意味がわからないくらい動作が遅くなりますが、HT-02Aではそんなことはありません。こんな状態なのでWILLCOM03はせっかくの横800ピクセルを活かせないのです。
その他、WILLCOM03ではWindowsフォルダの表示などでもタッチスクロールが使えるのにWILLCOM03ではOperaでしか使えない、など、作りの甘さが露呈しています。
よくよくHT-02Aを見ると、恐ろしく機能が盛り込まれているのに、とんでもないサイズを実現していることがわかります。無線LAN、BluetoothまではWILLCOM03と同等ですが、カメラ2つ、GPS、明暗センサー、ビルトインタッチペンを追加してHT-02Aのサイズが実現できるのです。WILLCOM03からワンセグとキーボードを取っ払ってもたぶんHT-02Aのサイズは出来ないと思います。逆に言えば、キーボードを搭載することでシャープは小型化への要求をごまかしているようにしか見えません。「全部入り」と言われているSH-04Aを見ながら、もしキーボードが無かったとしてHT-02Aのサイズになるのかと考えると、、、日本の携帯端末メーカの先行きが不安になりました。
HT-02Aのサイズでおサイフ機能とPUSHメールさえ搭載されたら、喉から手が出るほど欲しいです。
HT-02A レポート