VAIO type Pのリストアディスクの作成には、DVD 2枚、ベリファイ込みで40分以上かかりました。掲示板などでは、リカバリディスク作成時にDVD書き込み失敗する事例が多く載っていましたが、私はなんの問題もなくすんなり終了。DVD書き込みに失敗する理由の一つは、DVDドライブをUSBバスパワーで動作させていることが原因だとふんでいたので、私は最初からDCアダプタを接続した状態で使用しています。
リカバリディスク作成後、工場出荷状態のtype Pを使ってみましたが、個人的にはみんなが言うほどもっさりには感じませんでした。逆にまぁまぁ動くじゃん、と思ったぐらいです。おそらくネットからの刷り込みで、もっさりのイメージが固まっていたのかもしれません。ただ、全く使わないアプリケーションのオンパレードなので、Vistaのクリーンインストールは必須なのですが。
Vistaのクリーンインストールには、作成した2枚のリストアディスクを使って実施します。本当の意味でのクリーンインストールを実施したいのであれば、別途市販されているWindows Vistaのインストールディスクが必要になりますが、私は持っていませんので、リストアディスクを使う方法を紹介します。
リカバリディスク1/2からブートします。外付けDVDドライブから起動する場合は、BIOS設定変更が必要です。起動直後の「VAIO」の文字が出ている間にF2キーを連打して、ブートの優先順位を変更します。VAIOリカバリセンターを起動します。
「お買い上げ時状態へリカバリ」を選択
ハードウェア診断などはスキップします。
リカバリディスクは作成済みですので、私は削除しました。
Cドライブだけで良い場合は「お買い上げ時のパーティション設定」、Dドライブなどを作りたい場合は「パーティション設定を変更」を選択します。
「同意」して、開始をクリックすると、リカバリを開始します。
だいたい20～30分ぐらいかかります。
リカバリが完了、ディスクを取り出し「OK」を押すと再起動。
再起動後、Windows Vistaの初期設定が始まり、確かもう一度再起動。その後、Windows Vistaの画面上に「リカバリディスク１」を入れてください、のメッセージが出ますので、ここで「キャンセル」します。エラーが出ますが無視して大丈夫です。この時点でWindows Vistaと、基本的なドライバは導入されています。
これ以降は、以下のサイトと全く同じです。(手抜きですみません)
type P に余計なアプリを入れずにリカバリ
アプリケーションの再インストールの際にどれを選択するか？
Vistaのクリーンインストール
こちらも参照して、リカバリディスクからここのインストールパッケージの抜き取りも実施しました。
VAIOリカバリディスクからのファイル取り出し 簡単版
http://moromemo.blog.so-net.ne.jp/2008-03-11
いくつか問題が発生しましたが、解決済みです。
- ノイズキャンセラ機能が使えなくなりましたが、リカバリディスクからRealtekのAudioドライバを再インストールしたら元に戻りました。Microsoft純正のAudioドライバに置き換わってしまうと、音はでるけどノイズキャンセラ機能が使えなくなります。
- Vistaクリーンインストールを実施したらなぜかインスタントモードが使えなくなりましたが、「インスタントモード Ver.1.0.3」アップデートプログラムを導入したら直りました。
そんなこんなでVistaのクリーンインストールに要した時間はトータル5時間ほど。(別のことをやりながら)もう一度同じ作業をするなら半分の時間でできると思います。
Windows Vistaをクリーンインストールしたtype Pですが、生まれ変わったように動作が速くなった、という感じは受けませんでした。もちろん、もはや定番となっているVista軽快は設定済みです。この、そこはかとないもっさり感はVistaの性格だとおもって諦めるしかないのでしょう。とはいえ、起動は相当速くなって、電源ONから使い始められるまでに1分ちょっとの待ち時間ですので、普通のネットブック並であると言えます。
私のtype PはWindows Vista Home Premiumですので、試しにAeroをONにしてみました。次の瞬間、ハッキリ分かるほど描画やマウスポインタの動きが鈍くなります。とてもじゃありませんが常用に耐えられません。デフォルトでAeroをOFFにしている理由がわかりました。すぐにAeroをOFFにしましたが、これならWindows Vista Home Basicを選んでも良かったなぁと少し後悔。
週末は、type Pを持ってほぼ定例となっているマクドナルド耐久居座り(迷惑ですね…)を実施しますので、使い勝手をレポートしようと思います。