SIGMA PHOTO PROによるRAW→JPG現像で色味がおかしい件(2008-04-13)について、SIGMAにはサンプル画像付きで質問メールを投げました。例によってしばらくすると「調査いたします」というメールが届きました。相変わらずレスポンスすごく早い!!
私も独自に調べてみました。やはり一番考えられるのが埋め込みプロファイルの相違。sRGB IEC61966-2.1の画像なのに、別のプロファイルが指定されている、もしくはプロファイルが指定されていない可能性を疑いましたが、Macのプロパティで見ても、Photoshopで見ても、とりあえずsRGB IEC61966-2.1が埋め込まれているようです。
次に、別のプロファイルを指定して現像してみたらどうなるかということで、試しにプロファイルにColorMatch RGBを指定してJPGを取り出してみると、SPP表示とほぼ同じ色で現像されました。そこで、できるだけ画質が劣化しないように16bit TIFF、ColorMatch RGBでSPP現像して、その後、そのTIFFファイルをPhotoshopで開き、8bit、sRGB IEC61966-2.1変換してJPGに保存し直してみると、ばっちり。
sRGB JPG現像 | ColorMatch RGB TIFF現像→PS変換 |
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完全に赤のマゼンダ転びがなくなったわけではありませんが、なんとか使えるレベルにまで落ち着いたと思っています。
そもそもこのマゼンダ転び問題が、SPP3.1→SPP3.2で修正されたのかどうかを調べたわけではありませんが、まぁ問題無いレベルになったので良しとします。しばらくはTIFF現像→JPG変換のワークフローを実施することになりそうです。