待ちに待っていたiPod touchが届きました。クロネコヤマトのトラックが家の前に来たのはPM2時、それまでの長いこと長いこと。
以下、どこでもやってそうな祝!箱開けレポートです。
相変わらず箱は小さいです。たばこの箱4つ分といったところでしょうか。これより一回り大きい茶色の段ボール箱で届いたのですが、touchの箱が、段ボール箱の中でゴトゴト言っていたのが気になりました。(最初はプチプチにくるまっていたようですが、届いたときにはプチプチとtouchの箱は完全に分離していました…) 幸い、touchの箱には損傷はありませんでしたが。
箱の質感はiPod nanoなどとは何ランクか上です。スポンジによる保護もされています。
touchの裏面は、iPod伝統の鏡面。すぐ傷傷になるだろうな。個人的にはどうせ傷がつくので、この鏡面はやめて欲しいです。。
開封後、直後に電源を投入すると、itunesと接続しろ、との表示。itunesと接続しないと何も操作できません。これがWindowsユーザーの皆さんのところで大問題になっている画面らしいです。(この画面を見ると、怒りがこみ上げてくる人も多いでしょうね。。)
macユーザの私はitunesに接続して何の問題も無く、動作。夢にまで見た起動画面です。
Safariを起動すると、自動的に自宅の無線LANを見つけて、パスキーの入力画面。キーを入力すると何の苦労もなくWebへの接続が完了。箱を開けてから、ものの5分でここまで到達しました。いろいろ苦労している方には申し訳ないです。。
さわった感想など。
- ユーザーインタフェースはさすがの一言。説明書など、一切見る必要はありません。(そもそも添付している説明書はA4 1枚程度の簡単なモノです。) しかも動作はサクサク。もうこれは触ってもらう以外、理解してもらえないと思います。気持ちよすぎです。日本の携帯電話のトロさが際だちます。
- Webブラウザ「Safari」も、ほとんど文句のつけようがありません。携帯端末であそこまで気持ちよくブラウジングできるものだと関心しっぱなし。携帯電話にブラウザを売り込んできたOperaにはいまでも敬意を払っていますが、Safariは遙か先を走って行ってしまった感じです。拡大縮小、スクロールを指先で気持ちよく操作できます。
- Safariが結構頻繁に落ちて、トップ画面に戻ってしまいます。まぁ、落ちても、もう一度Safariアイコンをクリックすれば、さっきまで見ていたページを開き直してくれるため、それほど大きな問題にはなっていません。
- SafariでSPEEDTESTをすると、9Mbps程度の速度をたたき出します。(AdEsだと1.5Mbps程度) それほど内部の処理能力が早いと言うことになります。実際、重いページを開いてもPCと遜色ないくらいのスピードで描画しますし、この処理能力の高さが操作の気持ちよさに貢献しているのだと思います。
- 日本語入力は、ソフトウェアによるフルキーボード入力で、日本語辞書に載っている単語であれば、多少のミスタッチは自動で修正してくれますが、メールアドレスなどの場合は、ゆっくりミスタッチを修正しながらの入力となり、いくら慣れたとしても、ある程度以上は早く入力できないと思います。また、単語登録はできないようです。(たぶん)
- iPhoneからの有名なユーザーインタフェースとして画面の自動縦横切り替えがありますが、私はON/OFFできて欲しいです。縦で使っていて、ふとしたすきに画面が横になっていることが多いです。動作タイムラグが設定してあるため、横画面から縦画面にしようと思うと2秒ぐらいのロスになります。
- 写真ビューアも気持ちが良い。ただ、ここまで完成度が高いと、HDDモデルでフォトストレージ&ビューアーとして使えると、とても良いと思います。おそらく、デジカメ生データだと、ここまで気持ちよく動作しないでしょうけど。
- 音楽プレーヤは、iPod nanoの方が使いやすい。私はラジオを録音して常にiPod nanoで聞いておりますが、ラジオのCMをスキップする場合、nanoの場合はセンターボタンを一回押してからホイールをなぞるだけなので、nanoを一切見なくても操作できますが、touchはそうはいきません。また、ホイールが無く、液晶画面のスライダーをなぞる必要があるため、2時間の放送だと、CMの2分間をスムーズに早送りすることができません。(ヘタすると10分先ぐらいまですぐ移動してしまいます。) 私の使い方が特殊なのでしょうけど、nanoはこれからも手放せません。(じゃ、touchは何に使うんだという話になりますが)
- ビデオプレーヤとしてはまだ使っておりません。あまりニーズを感じていないのかも。なおさらtouchを買った理由が・・
限られた条件下において、ハードウェア・ソフトウェアとして非常に完成度は高いです。じゃ、万人に勧めるかといえば、Noですね。冷静に考えると、使い道が相当限られてしまいます。音楽プレーヤとしてはちょっと大きいしタッチパネルは操作性がよくありませんし、ブラウザ端末としては、無線LANが無い環境で使えない、など。実際、会社で同僚に見せると、最初は関心をしめしますが、じゃ買うかというと、ほとんどがNoなのです。きっと、これがiPhoneであれば、買う人はもう少し増えるのではないかと思います。
ただ、日本向けiPhoneは、3Gコアの消費電力などがネックとなり、先行き不透明になってしまいました。(早くても来年夏ぐらい?) そこでどうでしょう?WILLCOMと組んで、W-SIMコネクタだけつけてくれれば、RF部分の開発は一切必要なく、数ヶ月でリリースできると思うのですが、いかがでしょうか? Appleさん。正直、ドコモやvodafoneで出してもらっても、納得いく料金コースが出てくるとは思えないんですよね