アキバに出かけて、各種部品類を調達してきました。秋月電子と千石電商の2件で7,000円ほど。また、使うか使わないかわからないような部品をたくさん買ってしまった。
アキバから帰って、まずはiPod touchのためのモバイル無線LANアクセスポイント用電源ユニットの作成を開始。BELKINの無線LANルータは5V、つないでイーサは3.3Vということで、ニッケル水素電池(エネループ)を4本直列にして5V出力、それをレギュレータICを通して3.3Vを出力します。
問題は電池ケース。3.3VレギュレータICが内蔵できるような電池ケースが無いものかと家の中を探してみると、今やほとんど使わなくなったドコモFOMA用充電器を見つけ、決定。内部に基板が入るスペースがあることは知っていたので、ここにレギュレータICを内蔵させてみました。
意外と大変だったのは、ユニバーサル(穴あき)基板と、電源トグルSW用の穴加工。すべてカッターとニッパーで加工しました。(右手親指を深さ3mmほど切ってしまいました。)
我ながら見事な出来映えです。このドコモFOMA用の充電器、価格はたしか2,000円ぐらいで単なる電池ケースとして考えてしまうと高いですが、基板を加工して、中に自作の回路を内蔵できる電池ケースと考えると、あながち高いとは言い切れないかもしれません。ドコモ純正品(三洋電機製)ですから電池接点のターミナルなどの作りもしっかりしています。
エネループ4本直列で、解放電圧は5.3V。1A程度の負荷を与えると5.1Vぐらいまで下がります。5V電源としては非常に使い勝手がよい電圧です。 (知らない人に市販の乾電池を入れられたらアウトですから気をつけないといけませんが)
動作確認をしたところ、3.3VレギュレータICの発熱が意外と大きいことがわかりました。電流は計っていませんがおそらく500mA以上は流れていそうです。そこで、秋月電子で見つけた秘密兵器。
クールスタッフというシート上のヒートシンク、30x30mmが2枚で100円でした。これをはさみで切って、レギュレータICとその周辺に貼り付けました。
完成後、連続稼働させてみましたが、クールスタッフが効いているのかどうかはわかりませんが、熱的には問題なさそう。(においなどの発生は無し)
電池駆動時間は、満充電したエネループで連続2時間動作させると、無線LANルータのWANポートが先にOFFになりました。電池の持ちも実用上、問題なさそうです。
あとは、iPod touchと接続試験をするだけですが…。到着が待ち遠しい。
モバイル無線LAN用電源ユニットの製作