再度,bootcamp 1.2でのWindows Vistaインストールをしてみました。Ultimateインストールで全行程40分ぐらいでしょうか。
インストール直後,bootcampのドライバCD-ROMを導入していない状態のデバイスマネージャの画面です。
まず,ウインドウ枠を見ていただくとわかるとおり,AeroGlass(背景が半分透けたようになる)がONになっています。bootcampのドライバCD-ROMの中のディスプレイドライバをインストールしてしまうと,これがOFFになってのっぺりしたウインドウ枠になってしまいます。
私が思うに,Vistaであれば,bootcampのドライバCD-ROMは導入しなくても問題ない,ということです。もちろん,BluetoothやRemoteを使いたいのであれば,ドライバを導入するしかないのですが,一切飛び道具がいらない,LANも有線だけで良い(無線LANドライバもOS標準で動いていそうですが)というのであれば,あえてbootcampのドライバCD-ROMを導入しなくても良いと思います。
前回,bootcampでVistaをインストールしたときも「あれ?」と思ったのですが,MacOSとWindowsでは,タイムゾーンの管理が異なっているらしく,別のOSを起動するたびに時計がずれてしまいます。この問題は,bootcampのマニュアル 16ページにも記載されています。
要は,OSを切り替えるたびにNTP(Network Time Protocol)にアクセスして,時刻を合わせろ。というのが解決策のようで。これって次期MacOS「Leopard」にbootcampが正式採用されるころには修正されるのでしょうかね?
あと,若干ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)周りで,不具合が発生してます的なメッセージが表示されたりもしますが,Vistaのスタンバイなんかも問題なく動いているようですので,ひとまず様子見です。
しっかし,MacOS Xを使いだしてからというもの,XPやVistaのインタフェースが使いにくくてしょうがないものに感じてしょうがありません。ただ,何処がどのように?と聞かれると,まだ明確には答えられないのですが。
2つ感じていること。
フォントがきれい
ありきたりですが,OS全体を通してフォントがきれいです。MacOS Xを見慣れた後,XPやVistaを起動するとその違いに愕然としますね。Vistaになって「メイリオ」とかいう見た目はきれいなフォントを搭載してきていますが,例えば,IE7でフォントをメイリオに変更しても,テキストボックスの中は相変わらずのガタガタゴシック体だったりします。Macではそんなことはありません。それ以前に,MacOSで「フォント」の変更って何処でやるのか知りません。つまりそんなこと知る必要がない,というのがMacOSの思想なのかもしれません。
ウインドウの開き方が絶妙
MacOS Xを使っていて,Windowsでよく使う「Alt+Tab」いわゆる「タスク切り替え」をほとんど使いません。これは何故だと考えたら,答えは簡単。例えば,何かアプリを起動した場合,Windowsだと基本時にはウインドウ全体を,今起動したアプリが占有してしまいますが,MacOS Xの場合は,必要な分しか占有しません。アプリのウィンドウを開いても,必要な分だけ画面を占有して,それ以外は後ろのウィンドウが表示されたままです。Macを長年使っている人に取っては当たり前なんでしょうけど,Alt+TabにとりつかれているWindowsユーザーにしてみたら,目から鱗が落ちるくらいの違いです。VistaではWindows+TabでAero 3Dフリップなんて機能も追加されましたが,Macにはそもそも後ろのウインドウを3Dで見せなくても,すぐ手の届くところに見えているのですから。あぁ,Vistaがバカバカしくなってきますよ
Mac所感