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EOS-1DMark2購入記

KissデジタルからEOS-10Dへ変更して約半年。特に不満も無く使っていましたが、やはり気になるのは最高峰EOS-1D。ヨドバシに行くたびに迫力のあるシャッター音(不評ですが)やその質感(重すぎると不評ですが)にほれぼれしていましたが、58万円の値札にとても手が出るモノとは考えていませんでした。
そんな中、中堅クラス一眼デジカメのトップを走っていたEOS-10Dに後継機種の噂が。2003年3月に発売されてすでに1年半が経過していますし、噂が噂を呼んで、あちこちの掲示板は毎日大騒ぎです。私も10Dの後継機種だったら、是非買い換えたいなと思っていましたが、その資金繰りを考えると多少悩ましい。後継機種が発表になった瞬間、この10Dの中古市場価格はがた落ちです。Yahooオークションをのぞくと、まだまだEOS-10Dはボディーのみでも13~15万で取引されており、人気の高さをうかがわせていました。
まだ見ぬ10D後継機種を夢見て、今から10Dをオークションに出品するか?いや、しかしもし後継機種が発表されなかったら、手元にカメラが無くなってしまい、また10Dを買うはめに。それはバカだ。でも、後継機種が発売されてしまったら、おそらくオークション落札価格は一気に5万円は下がるだろうし。
こんなパラドックスの渦に脳みそが飲み込まれているうち、ある不安に襲われました。もしこのまま10Dの後継機種を買ったら、そのときは良いが、また1年なり1年半後には同じパラドックスに陥る。キヤノンは罪深き会社だ。こんなに辛い決断を1年ごとに要求するのか!!
もうこんな決断はしたくない…。そうだ、この決断を断ち切るには、あとから悩まない機種を買えばいいんだ。悩まないためには、将来、後継機種が出ても機能的に見劣りしない、そして、買いたくても手が出ないクラス…。そう、EOS-1D Mark2を買えばいい。そう思った瞬間に身の回りの現金の調達を始めました。EOS-10Dは15万で売れるし…など。
EOS-1D Mark2は発売から3ヶ月が経過していましたが、まだ人気は衰えず、カメラのキタムラや新宿マップカメラでは品切れが続いていました。ヨドバシのネット販売でも入荷未定でしたが、店頭在庫を確認するとなぜか行きつけのヨドバシに1台だけ在庫が。なんという強運(運の尽き…かも)。仕事中にもかかわらずすぐに電話して取り置きをお願いしました。
仕事を早々に切り上げ、現金を握りしめすぐにヨドバシへ。カウンターに行くと、取り置きコーナーにズドーンと重厚感高く黒光りする箱が。この瞬間、ひるみました。本当に買って良いのか?給料2ヶ月分のこいつを買って良いのか??一度、展示コーナーに置いてあるEOS-1D Mark2を手に取り、ファインダーをのぞき、シャッターを押してみる。
「やっぱり欲しい!!」
買っちゃいました。お金を払う手が震えていました。。。
すぐにEOS-10D(+バッテリグリップ)をYahooオークションに出品。半年使っていたとはいえ、ショット数は2000以下、傷も一切無く美品だったということも評価され、予定通り15万円ジャストで落札。その2週間後に10Dの後継機種、EOS-20Dが発表されました。
発表直後、EOS-10Dの落札価格は予想以上に下落し、9万円台に。私の判断は間違っていませんでした。
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この威圧感のある化粧箱。ぞくぞくしますね。
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生まれたばかりのEOS-1D Mark2。一番わくわくする瞬間です。
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手持ちのEF17-40F4Lを装着してみました。EOS-10Dだとちょうど良いサイズのこのレンズも、1D Mark2だとちょっと小振りに見えます。

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