Canonの広角ズームレンズ「EF17-40mm F4L USM」とシグマの「15-30mm F3.5-4.5 EX DG ASPHERICAL」を比べてみようと思います。といっても、まだ外に撮影に行けてないので、とりあえず私の汚い部屋を撮って、その画角の違いや、内蔵、外付けストロボによるケられ具合を比較してみようと思います。現時点ではほとんどデータがとれていませんが、今後少しずつUpdateしていこうと思います。
では、まず広角側の画角と内蔵ストロボによるケられ具合を見てください。なお、撮影は手持ちなので、それほど厳密なモノではありません。あくまで参考程度です。また、部屋は相当汚いですが、気にしないように。ISO800での撮影なので、それぞれのレンズの描画力を比べるのには向いてないかもしれません。ブラウザのウィンドウサイズは出来るだけ大きくしてご覧ください。
EF17-40mm 17mm F4.0 ISO800 内蔵ストロボ
15-30mm 15mm F3.5 ISO800 内蔵ストロボ
まず、ストロボについては明らかにケられていて、内蔵ストロボは全く使い物にならないことがわかります。じゃ、何mmから大丈夫なのか?というのはまだ調べていませんが、おそらくテレ端まで使えないと思われます。 画角はやはり微妙に15mmの方が広いですね。この違いは、結構大きいと思います。ただ、この画角の違いのために、2本を持ってでかけるか?と考えると、EF17-40mmだけで勘弁して欲しいと思ってしまいます。なにしろ、15-30mmは重くてでかすぎます。15mmと17mmでこれほど違うのですから、11月に発売予定のシグマ12-24mmがとても気になりますね…。
EF17-40mm 17mm F4.0 ISO800 外部ストロボ420EX
15-30mm 15mm F4.0 ISO800 外部ストロボ420EX
内蔵ストロボのような手前の豪快なケられは消えましたが、周辺のケられが気になりますね。しかし、写真としては使えなくもないレベルだと思います。(逆に上の写真は使えないでしょうが…)首振り量やバウンスでもうちょっとマシになるかもしれません。外付けストロボの威力は絶大ですね。
EF17-40mm 17mm F8 1/250 ISO100
15-30mm 15mm F8 1/250 ISO100
次に風景です。2mmの違いは随分違います。15-30は角がケられてしまっています。これは、フードホルダー?に82mmのMCプロテクターを装着しているからであって、フードホルダーとMCプロテクターを取り外せば(花形フードのみにすれば)ケられないとのことです。次に一部分を拡大してみます。
正直言ってこれほどまでの違いになるとは思いませんでした。色乗りといい、色収差といい、Lレンズの圧勝です。シグマの方はコスモスなのか、桜なのか判別不能です(言い過ぎ?)。ま、シグマも15mmという優位性はありますが、2mmの違いを補ってもちょっと足らないのでは無いでしょうか?両レンズは実売で3万程度の違いしかありませんから、誰かがどちらを買うか迷っているのであれば、私は間違いなくEF17-40を勧めます。ということで、私のシグマ15-30は今後出番はないでしょうから、売り払おうと思います。
広角レンズ比較