Kissデジタルを手放してからは、10DにはほとんどタムロンのSP28-75F2.8がマウントされています。先週の日曜日も風景を中心に撮影したんですが、やはり28mm~(10Dでは、45mm相当)の画角では風景の広がりを表現するのはなかなか難しいです。Kissデジタルの時は、セットレンズが18mm~でしたので、風景を撮る時は必ずセットレンズを使っていました。 広角レンズが欲しい…。ま、当然の結果です。
実は10Dを購入する時点では、広角レンズとして、タムロンから10/21発売予定だったSP17-35 F2.8-4を購入するつもりでした。しかし、Kissデジタルの発売などがかさなり、供給が間に合わないと判断したタムロンは1ヶ月近く販売延期を決めたのです。(しかもキャノンマウントのみ) この調子では、たとえ発売されたとしてもすぐに手にはいるかどうかもわかりません。また、タムロンのレンズはコストパフォーマンス最高なんですが、SP28-75を使ってみて、開放時(F2.8)のアンシャープな画質にちょっと懸念を持っていたりもします。(一つ、二つ絞ればまぁまぁなんですがね。)
また、シグマあたりからも同じスペックのレンズが発売されていますが、こちらも評判はいまいち。購入意欲が全くわきません。 こんなモヤモヤ感を吹き飛ばしてくれるレンズは、たぶん一つしかありません。そうです。Canon純正EF17-40mmF4「L」です。Canon一眼使いならみんなあこがれるLレンズです。このレンズは10Dの後に発売されたレンズで、設計も比較的新しくデジタル一眼との相性も相当いいらしいです。また、価格もLレンズらしからぬ低価格、定価120,000円、安いところなら90000円ぐらいで買えるようです。(最近、金銭感覚が麻痺してきたな…) その他、気になるレンズとしては、シグマの15-30mmや、11月に発売される予定の12-24mmなんかがありますが、価格的にそれほど前述のLレンズと変わりませんし、ここは一発初Lゲットとばかりにカメラのキタムラに出かけました。
店に行くと、例のLレンズはしっかりと展示されていました。値札は99,800円。ま、キタムラさんは結構がんばってくれるので、全く値札なんて気にしません。店員さんを呼び、「これ、幾らになる?」と聞くと、なんと在庫が無いとのこと。展示品の販売になると言われ、ちょっとひるみましたが逆に反撃。展示品なら安くしてくれるよね?と。何度か駆け引きがあったあと、何とか84000円まで行きました。展示品とは言え、普段は鍵をかけたショールームに置いてあるモノで、保証もちゃんと付くし、問題なしと判断しました。
店員さんとLレンズの話で盛り上がってる合間に、中古コーナーをのぞいてみると…。なんと、気になっていたシグマ15-30mmが出てるではありませんか!!価格は34800円。中古とは言え、レンズも綺麗だし、ホコリの混入もないし、見るからに新品です。迷いました。本当に私にLレンズなんて、必要なんだろうか?もしかしたら、このシグマで充分なのではないか?かれこれ軽く1時間は悩みました。
しかし、ここで悪い虫が。まてよ、シグマ15-30は、今ヤフオクに出してもゆうに4万円以上で売れる。となると、転売するのもありか…。しばらく取り比べてみて、やっぱりLレンズが良ければLを買えばいいな。でも、比べるとなると同じ被写体で比較したい。となるとどっちも買っちゃって、その後気に入ったのを残せばいいか。とまぁ、普通ではありえない結論にたどり着きました。
店員さんに両方買うから安くしてというと、さすがに一瞬びっくりしてましたが、なんとシグマは34,800→28,000円まで安くなりました。ヤフオクで売ればうまくすれば15,000円は儲けになると思うと、もうブレーキはききません。ずっと欲しかったストロボも買うから全部まとめて安くして!とお願いして、それぞれkakaku.comの最安値より安い価格で購入しちゃいました。ストロボはスピードライト420EXです。
私にとって初のCanon純正レンズであり、初の「L」レンズ。しかし、それを誇示しないおとなしめの作り。重さも400g代で、なんとタムロンSP28-75より軽いんですね。AFは相当早いです、っていってもUSM自体がこのくらいなのかもしれないけど…。しかもほとんど音がしない。スッとピントが来ます。それだけで、ほれぼれしてしまいました。
衝動買いしてしまった、シグマのAF15-30。中古で28000円と激安。82mmのフィルターまで付いてます。(フィルターだけでも5000円ぐらいしそう)とりあえず、性能評価をしたらヤフオクに出品してしまうつもりです。私が持っている中で一番重くてでかいレンズ。気軽に持ち歩けるモンじゃないです。しかも、AFが相当うるさいです。ガラスをひっかくような甲高い音です。良く言えば、メカチックな感じなのかもしれないけど、EF17-40F4Lと比べたら、写り云々の前に却下です。
ということで、せっかく2種類の超広角レンズをゲットしましたから、EF17-40Lとシグマ15-30の画角の違いや、外部ストロボを使ったときのケられ具合などを簡単に実験してみようと思います。
EF17-40の唯一の弱点といえば、無駄?にだらしなく広がったフードです。幸い、EOS-1Dは1.3xですので、もう少し狭いフードを使ったとしてもワイド端17mmでケられは発生しないはず。単純計算で、17mm×1.3=22mm。22mm付近単焦点のレンズのフードを流用してもケられない計算になります。そこで、ネットにも流用情報があるEF24mmのフード「EW-83D2」を買ってみました。
純正のフード。
EF24mmのフード。フードを回して固定する際、若干堅いですが問題なさそうです。うーん、いい感じ。
EF17-40mmF4L