納車日とその次の日は、ノーマルシートのまま2日間で約500km走行しました。思ったよりノーマルシートの出来が良く、過去に経験したような腰痛や肩こりにはおそわれずに済みましたが、それでも長時間のドライブになると快適というにはほど遠い状況になってしまいます。私の座高が高いせいもありますが、目線の位置が高すぎちょっとしたトラックに乗っているような感覚、コーナーリング中もシートのホールドが全く無く、安定しません。さらに座面が柔らかいせいで、クルマの一体感も感じることができません。本当はもう少し(せめて1000kmぐらいは)ノーマルシートのままで乗り続けようと思っていたのですが、これはもう待っていられない!!とばかりに、レカロシートへの交換を実施しました。
シートの交換は至って簡単です。写真にあるように、シート根本のプラ製カバーをはずすと14mmのボルトがあらわれるので、これを4カ所はずします。そうすればノーマルシートがはずれます。なお、シートベルトバックルスイッチ用の配線があるため、切断してしまわないよう気を付けてください。
シートを取り払った状態です。なお、取り外したノーマルシートからシートベルトバックルを取り外しておきます。もちろん、配線も使用します。
あとは、購入したシートレールの説明書に従い、取り付けを行います。私の購入したシートレールは、左右分離型ですので、まず、レールを最初に車体に固定し、その後シートの位置決めをします。私はいろいろ試して見た結果、一番低く、一番前に出るような位置で固定しました。気を付けなければいけないのは、無茶に低くしすぎたりすると、シートのどこかが内装などと干渉して、スライドがしにくくなったりシートを傷めますので、取り付け後、スライドさせてみてどこも干渉しないことを確認するようにしてください。
取り付け後、早速運転してみると、今までとは違うクルマに乗っているかのような錯覚におちいります。シートを交換すると、わかっているのに毎回驚いてしまうほどフィーリングが変わります。どんなパーツより、その交換を体感できるパーツかもしれません。 座面の高さはノーマルと比べるとおそらく10cm以上下がったと思います。ノーマルではヘッドランプのデッパリ(コーナーセンサー?)が左右とも視界に入ってきたのですが、シート交換後、全く見えなくなりました。もちろん、ボンネットも全く見えません。走ってみると、今まで見えていたモノが見えなくなったせいでちょっと怖い感じがありますが、これはすぐなれてしまいます。 心配していたシートレールの剛性は、全く問題無いレベルだと思います。なかなか出来の良いシートレールのようです。座った状態でグラグラ体重をかけても、レールがゆがむ感じは全く受けません。 ただ、一つ残念なのはシートのスライド量です。初期状態でも一番前に出して固定したのですが、それでもあと5cmぐらいは前にスライドしてほしいです。座った状態で、ステアリングを10時10分の位置で握ったときに、ヒジの角度が90度になるのが理想ですが、今は100度ぐらいに開いちゃってます。ま、のんびりドライブするときのポジションとでも言いましょうか。サーキットで気合い入れて走る時にはちょっと不満ですね。今のところは現状維持としますが、時期がきたらシートレール加工も考えようと思います。
レカロシート 装着